メガドライブは16ビットマシンなので、あえてByteモード(8ビット)で書き込む必要は無い、といえばないんですが。
ランドストーカーなど、SRAMの載った基板ではROMを16Mbitまで普通に載せられます。
ウチには29F800(16/8なFlashROM)が結構あります。
以前、RammyROMのver.0.10のみ、2個直列で16ビットモードでの29F800を2個連続書き込みができたのですが、少々問題があったことからこの機能は凍結されました。
2014年5月25日現在公開されてるRammyROMのver.0.12でももちろん使えないので、この際ByteモードでEven&Odd分けして16Mbit書き込めるように改造してしまおう、と思い立った次第です。
作り方は端折りますが、カセット基板裏表にFlashROMを取り付け。
ByteピンをL、アドレスバスはA-1から順番に。
で、このままでは書き込みコマンドが違うくて書き込めないので、勝手にRammyROM(ver.0.12)を改造してしまいました。
↑コマンドの変更部分だけ。
あ、大事なこと、この変更をしたRammyROMは当然ながら16/8のByte(8ビットモード)書き込み専用ROMになります。
ほんとは14ビット(4桁)対応のコマンドにしたかったのだけど、それだと桁上がりになってしまいそうだから、10ビット(3桁)仕様にしました。
8ビットオンリーな昔のAMD仕様準拠のデバイス使うなら4桁対応しとかなければいけないかもだけど、16/8デバイスはよっぽど3桁で大丈夫かな?
因みに、16/8とは関係ないけど、EN29F002T、仕様書だとコマンドフローチャートで4桁になってるんだけど、試しにコマンドアドレス表通りの3桁にしても問題なく使えますね。
とりあえず個人的に不都合はなさそうだからこれでOKかな。
ぶっちゃけアドレスずらし配線がメンドイので、2個目はイヤな感じだけど。
Byte変換基板作ったほうがいいね。
【追記】
1枚に収めるとこんな感じかな。
【追記2】
ってことで、16/8FlashROM(×2)のByteモード→JEDECStandard(42pin)変換基板が届いた。
基本的には29F800ベースで、もしかして160も使うことを考慮して、裏面へA20のパターンを配置しておいた。
メガドライブで使う場合は2枚一組で使用する。
ファミコン、スーパーファミコン、PCエンジンなどで使う場合は1枚で、上面(1)ならD0~、裏面(2)ならD8~といった感じに。
↑パチスロ基板から取ったMBM29F800×2枚を裏表に取り付けた様子。
PDIPの33pin(/BYTE)にピンが刺さってないのは、ベースカセット側がVccでショートするから今回は付けていない。
変換基板でGNDに落ちてるから常に未接続で問題は無い。
けど、このピンの接続は注意しないといけないところではあるね。
で、ベースカセットはランドストーカー、/WEを最後に配線して完了。
吸い出したランドストーカー(16Mbit)を書き戻して正常に動くことを確認。
基板のパターンは問題なく一安心です。
ここの一番上の写真のようなテスト配線やらなくて済むし、変換基板1枚にFlashROM2枚載せられるから超楽になったのでした。